CanonのEOS Rの購入を検討してみる

2018年の後期になってから、大手カメラメーカーのニコンとキヤノンからフルサイズミラーレス一眼カメラが発売されました。現在私はメインでキヤノンのEOS 6D Mark IIを使っていますが、フルサイズミラーレス一眼のEOS Rを購入するメリットはあるのか、色々と検討してみました。

事の発端はCanonからDMにてカタログが送付された事です。カタログにはキヤノンオンラインショップで使用できる15,000円引きのクーポン券が同封されていました。このクーポン券、250,000円以上の購入で使用可能と書かれていたので、EOS R購入のためのクーポンと捉えられます。「クーポン券を送ったから、EOS R買うときに使ってね」という計らいなのでしょうが、買ってくれと言われているような…。
せっかくカタログが送られてきたので、現在持っているカメラと検討してみることに。

現在使用しているカメラ

現在使用しているカメラはフルサイズ一眼レフカメラのEOS 6D Mark II、ミラーレス一眼のEOS M2です。EOS M2はAPS-Cという、フルサイズより小さいセンサーサイズです。EOS 6D Mark IIは2017年に購入したもので、1年くらい経過しています。一方EOS M2は2014年に購入したもので、5年経過しています。

自分が気になったEOS Rの特徴

EOS 6D Mark II、EOS M2を使っている立場から、ご紹介します。

フルサイズセンサー搭載のミラーレス機

ミラーレスによって、カメラ本体の重量が軽量かつ大きさがコンパクトになります。カメラ本体のサイズがコンパクトになれば、カバンへの収納が容易になりそうです。
EOS Rはカメラ本体がマグネシウム合金でできているのにも関わらず本体重量は約660gです。中級機のEOS 5D Mark IV(約890g)と同じマグネシウム合金を使っているのに、5D系と同様に堅牢性、防塵・防滴機能があるので、過酷な環境でも使用できそうです。マグネシウム合金を使っているのに、本体重量はEOS 6D Mark II(約765g)より軽いというのも驚きです。

また、レンズから入った光を映像化しているため、シャッターを切ったときの画像をシミュレートできるというメリットがあります。
一眼レフではシャッタースピード、絞り、ISO値を設定した後に試し撮りをし、撮影画像を確認してから、本番撮影をしているので、その手間が省けるのは楽ですね。

少し補足を。

一眼レフはファインダーへ画像を映すためにミラーががあり、その分本体が分厚くなっています。これが光学式ファインダーです。
レンズから入ってきた光は、ミラーを反射してカメラ上部にあるペンタプリズムと呼ばれるガラスを反射してファインダーへ行きます。一眼レフが重くなる原因としては、このプリズムがあるのが大きいでしょう。廉価版(EOS Kissなど)の一眼レフは、ペンタプリズムではなくミラーを配置し、軽量化に貢献しています。

ミラーレス一眼は、ミラーとペンタプリズムがありません。ミラーの代わりに直接画像センサーへ当たった光を映像化し、ファインダーに表示します。これを電子式ファインダー(EVF)と呼びます。
光学式と比べてプリズムが入っていないので、一眼レフより軽量化できます。

EFレンズが使える

レンズマウントはRFマウントと呼ばれる、新しい規格となっていますが、アダプターを使用すると今までのEFレンズを使用することができます。
また、EFレンズだけではなく、EF-Sレンズも使えます。クロップ撮影に対応しました。

そのため、EF-Sレンズを使って1.6倍の拡大した画角で撮影できます。飛行機や野鳥など、遠くを撮影したい時、EFレンズでは高価な望遠レンズを買う必要がありましたが、EF-Sで望遠効果が得られます。

暗所でも被写体の確認がしやすい

EVFによって暗所でも被写体を確認することができます。Canon公式ページでは星空の撮影が例で示されていますが、確かにピントを合わせるときに明るいと合わせやすいですね。
しかし、こればかりは使ってみないとわからなないですね…。

マニュアルフォーカスのしやすさ

何気に便利な機能だと思いました。YouTuberのジェットさんも「これは便利」と言っており、確かに一眼レフの光学ファインダーでのマニュアルフォーカスは、自分の目が頼りになるので、視力次第でピンボケの写真を減らせそうです。

マウントアダプターがすごい

個人的に一番ワクワクしたものが、フィルターが仕組まれたEFマウントアダプターです。PLフィルターとNDフィルターが用意されています。
フィルターとといえば、レンズ先端に付けますが、レンズ口径=フィルター径で揃える必要があり、複数レンズを持っている人はレンズ口径によってフィルターを揃えないといけません。レンズ口径が大きいほどフィルターの価格も高くなるので、これは助かります。
これからフィルターを揃えていく人にとっては、大きなメリットになりそうです。

PL効果やND効果を使わないで撮影をしたい時のために、クリアーフィルターも用意されています。発売は2月下旬です。

ちょっとイマイチなところ

量販店の店頭でEOS Rを触れてみて、ここはイマイチだなあと思った点、カタログ上で考えた点について触れます。

操作性

EOS 6D Mark IIを使っている身として、操作性が不安なところです。シャッタースピードをいじるメインダイヤルは一眼レフと同じくカメラ上部に配置されていますが、絞りをいじるサブ電子ダイヤルは十字キーには配置されず、カメラ上部に配置されています。(画像⑧の部分)さらに、展示機を触った時に、⑨のAFスタートボタンの位置が押しずらいと感じました。一眼レフでは、カメラ本体の厚みもあってか、親指の指先で押せましたが、EOS Rでは親指の関節で押すと丁度良い位置にあり、少々押しにくいと感じました。
ミラーレスによって小型化されたカメラ本体の代償なのでしょうか。親指の関節で押すようになれれば問題ないでしょうか。

他には、5D系にはあるAFフレームを選択できるマルチコントローラーが無い(背面液晶のタッチパネルで操作可能)、絞り込みボタンがマウント付近に無い(カスタマイズで他のボタンに割り当て可能)が挙げられますが、使いこなすには慣れが必要でしょう。

そんなに軽くならない本体重量

一眼レフより軽い!と述べておきながら、そんなに変わらないとはどういうことなのか。

EFレンズを使う場合、EOS RはRFマウントなので、EFレンズを使うときにはマウントアダプターを使う必要がありますが、マウントアダプターの重量はもっとも軽くて約110g。重いと約130gあるので、カメラと組み合わせると約660g+約130g=約790gとなるので、6D系より僅かながら重くなります。
RFレンズを使うのであれば、一眼レフと比べて軽量化の恩恵を得られますが、EFレンズを使用する前提で考えると、カメラ本体重量とアダプター重量と合わせて、そんなに軽くならないというのが自分の考えです。

買うのか、買わないのか

EOS 6D Mark IIと比べて気になった点、イマイチだと思った点を述べましたが、EOS Rの後継機の噂もあるので、買う必要は無いのかなと思いました。
というのも、写真メインで撮影するのであれば、上位機種のEOS 5D Mark IVを買ったほうが幸せになれそうだと思ったからです。

もうちょっと様子を見ることにします。

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