鉄道で行く九州途中下車の旅その3【2019.01.14】

九州途中下車の旅も3日目。この日はきっぷ上の目的地である湯布院へ到着し、帰路も途中下車しながら帰りました。それと同時に地方路線での特急の重要さを実感しました。

3日目の行程

3日目は宿泊した豊後森から出発します。豊後森から湯布院へ向かい往路の終了、復路は湯布院、日田、久留米、博多、岡山、東京の順に向かいました。
(さらっと書いておいて、湯布院から東京の移動はやばい)

朝靄の豊後森

朝起きて窓の外を見ると、視界が真っ白でした。2日前に降った雨の影響か、水蒸気が大量発生し、朝靄になったのでしょう。とにかく視距が短くて視界が悪いというのが抱いた感想。

宿で朝食を済ませ、ちょうど良い時間に来る特急に乗るべく、自由席特急券の購入のため急いで豊後森駅へ向かいました。

無事に特急券を購入できました。しかし列車が来るまで20分ほど時間がありました。せっかくなので、朝靄がかかった機関庫を写真に収めるべく、急ぎ足で機関庫へ向かいました。

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朝靄が掛かった機関庫はどこか幻想的な雰囲気を出していました。
昨日の星空に続いて狙って撮ることは難しいのでは無いでしょうか。偶然このような光景に巡り合えたので、良かったです!

温泉で有名な「湯布院」へ

きっぷの券面に書かれた終着駅である湯布院までは特急「ゆふ号」に乗車して向かいます。
特急に乗車したのは乗ってみたかったと言うのもありますが、丁度良い時間帯の列車が特急しか無かったというのが大きいです。

ゆふ号で使われている車両はキハ185系車両です。関東にも踊り子号で使用している185系特急車両がありますが、あちらはディーゼルではなく電車です。内装には九州横断特急(TRANS-KYUSHU LIMITED EXPRESS)という文字が書かれており、確かに久留米から大分という経路を通っているだけあるなと思いました。

湯布院に到着すると、大勢の観光客が駅に滞留していました。この時点で人混みが苦手な私は驚いてしまいました。様子を伺っていると、韓国や中国から来られた方々のようでした。

湯布院駅から伸びるメインストリートは人が多すぎたので、人通りが少ない川沿いを歩くことにしました。

有名な温泉地である湯布院ですが、私はというと温泉に対して興味があまりなく、温泉につかることなく帰宅。この日は3連休の最終日ということもあり、温泉でゆっくりできないんじゃないかと思ったからです。

しかし湯布院で何もしないのももったいないので、豊後牛というブランド牛を使った高級牛丼を食べました。

300円代で食べることができる大手牛丼チェーン店の牛丼と比較するのは酷ですが、お肉舌触りが良く、食感は肉厚もあってかしっかりしていました。

お店は湯布院駅から歩いて1分のところにありますので、行ってみてはいかがでしょうか?
お店の名前は「源」(げん)というところです。のれんを見ての通り、蕎麦屋なのですが、自分にとっては豊後牛が異彩を放っていたのでつい頼んでしましました(笑)

再び日田駅へ

キハ72系という名前の通り、電車ではなくディーゼル車です。

復路ですが、最初に乗る列車は特急「ゆふいんの森号」です。この列車は全車指定席の特急で、博多から湯布院方面へ向かう列車は完売していましたが、博多方面の列車はなんとか空席があり、購入することができました。

ザ・観光列車という内奥です。フロアはハイデッカー使用となっており、乗降口を入るとステップがあります。
ハイデッカーということもあり、車窓は良かったです。

途中名所の案内が乗務員よりあり、滝の前では乗客が楽しめるよう、速度を落として通過しました。

再び日田駅に来ましたが、ここへ来た理由は、前日に買った和菓子が美味しく、リピ買いするためです。
そば饅頭、最中、亀山の3種類を購入したのですが、おすすめは亀山(きざん)というお菓子です。

博多でシメの長浜ラーメン

湯布院を早めに出発したため、帰りの列車までの待ち時間が大幅に発生しました。そのため、九州旅のシメとして長浜ラーメンを食べました。お店は初日に行ったお店です。

この日は成人の日ということもあり、周りを見ていたらスーツ姿の新成人と思わしき人たちも長浜ラーメンを食べていました。

岡山で時間調整

博多で用が済んだので新幹線で岡山まで向かいました。岡山駅で接続となるのですが、再び待ち時間が発生。20時以降だったので、岡山駅のマクドナルドで今回の旅で撮影した写真を整理していました。

旅の最後は寝台特急で

岡山駅で接続の時点で勘の良い方は分かったと思いますが、岡山から東京までは寝台特急サンライズ号に乗車します。岡山発車時刻は22:34なので、新幹線の終電を気にする必要がなく、岡山でゆっくりできます。

なんと上り列車(東京方面)は下り列車と比べて比較的空いていました。3連休の最終日なので、次の日に仕事がある人は飛行機なり新幹線で帰宅するので、寝台特急へ乗車して東京に到着したらそのまま出勤する人はほとんどいないのでしょう。

下り列車では横浜駅時点で売り切れることが多いシャワーカードも、販売中のままでした。

岡山駅入線時は列車遅延があり最終的には20分ほど遅れていましたが、静岡辺りを走行中に遅延は回復。

熱海-小田原間を走行中の車窓を見ると、関東に帰ってきた実感がありました。ここの朝焼けはいつ見ても綺麗だなと思います。しかし1月なので辺りはまだ暗いですが。

列車は東京駅へ到着、九州旅はこれにて終了。

まとめ

北海道新幹線開業に伴い、大阪-札幌を結んでいた「トワイライトエクスプレス」、上野-札幌勘を結んでいた「北斗星」や「カシオペア」が無くなり、今や定期運行している寝台特急はサンライズ号のみとなってしまいました。

カシオペアには乗ってみたかったのですが、お金に余裕ができたら乗ると考えていましたが結局乗ることができなかった経験から、寝台特急に乗りたければ、今のうちに乗るべきだと思います。廃止になると分かってから乗るのではきっぷが取りにくくなると思われますので。

今回は寝台特急と新幹線を組み合わせ、乗継割引を適用させたり、乗車券は往復割引を使って通常より少し安く買いましたが、きっぷについてはまた別記事で説明をします。

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