東京から九州へ旅行なり旅に行くとなると、飛行機を使って行くのが一般的でしょうか。しかし、鉄道で行けば、飛行機よりも早い時間に現地へ到着できるのです。昨年の1月でも使った同じ方法で、今回は九州を大回り乗車してきました。
ちなみに、昨年の記事はこちら ↓
東京から福岡まで
寝台特急へ乗車(東京-岡山間)
実は新幹線で長野から東京まで移動してますが、それは飛ばします。
東京駅からは寝台特急サンライズ瀬戸へ乗り込みます。
この日は金曜日。東京駅9番線のホームにはいつも以上に乗客が多く見られました。金曜日なので、サンライズ瀬戸は高松止まりではなく琴平まで延長運転を行います。
座席は、B寝台のシングル、2階席。輪行する時やスーツケースなどの荷物がある時は、1階席より荷物置きの幅が広いので、荷物がある時は極力2階席を選びます。
シングルの個室を見ると安心感があります。
実は今回の旅の目的は、小倉で開催されるライブ(ラブライブ!サンシャイン!!のユニット「CYaRon!」の1stライブ)への参加なのですが、せっかく九州へいくのだから、寝台特急を使いたいと考えてました。定期運行している寝台特急は、現在ではサンライズ号しかないですし、いつ無くなるか分かりません。「乗れるうちに乗っておけ。」まさにその言葉とおりだと思います。運行終了してから、「あの時乗っておけばよかった…。」と後悔するくらいなら、「今乗っておけ。」
なので寝台特急を選びました。
ちなみに、この日は乗客がいつも以上に多く、シャワーカードが発売から5分程度で完売してしまいました。家を出るときにシャワーを浴びておけばよかったなあ…。
シャワーカードを確実に買う方法があるのですが、今回は長野を出発する時間をミスってしまい、その方法をとることができず…。
シャワーを浴びず、ロビーでCYaRon!ライブへ参加する知人と静岡駅あたりまで談笑してから就寝。
しかし、浜松駅あたりまでなかなか寝れず…。サンライズ号は東海道本線、山陽本線を通って岡山まで行くのですが、JR東日本、JR東海、JR西日本の3社のエリアを跨ります。東京-熱海のJR東日本管内は線路の状態が他の2社と比較すると非常に素晴らしく、揺れが少ないです。そしてレールのつなぎ目が少ないロングレールの恩恵を受けることができるので、快眠したい人は熱海へ到着するまでに寝ると良いでしょう。
一方熱海-米原間のJR東海管内は、揺れる印象があります。JR西日本は、大阪駅周辺はロングレールを使っているからか、はたまた通勤区間だからなのか揺れが少ない印象でした。
新幹線へ乗車(岡山-小倉間)
岡山駅でサンライズ瀬戸から降車し、次に山陽新幹線のみずほ601号へ乗車します。
岡山駅と言えば、というほどのものは無いように感じますが、個人的には国鉄車両の113系が現役で走っているのが見どころのように感じます。その113系も近々引退すると言われているので、せっかく九州へ行くのであれば、ついでに乗っておきたいところ。この日は乗れず…。
この日は指定席が満席でした。いや、本当にこの三連休何があるの?ってくらいの乗客の数でした。
岡山から小倉までの文章が少ないのは、結構な頻度で寝落ちしていたからです…。
小倉へ着くと、朝ご飯を食べ、ライブへ参戦!
(番外編)車で夜の豊後森機関庫へ
豊後森機関庫で星空撮影
ライブが終了してから、これまたライブに参加した知人とともに、豊後森へ向かいました。
(その節は、ありがとうございました。非常に有意義な時間を過ごせました。)
豊後森機関庫へ行くのは1年振りです。今回訪れたのは、BULB撮影のリベンジです。
昨年訪れたときは、1時間露光をしたのですが、寒さと高湿度の影響で、レンズに結露ができてしまうという失敗を起こしてしまいました。
今回は、ライブ後ということもあり、1枚の写真にかけられる時間は少なかったので、BULB撮影は10分で設定し3枚ほど、ほかにはBULB以外で撮影しました。
晴れていると星が綺麗に見れます。
撮影機材
撮影機材は、CanonのEOS RにEF16-35mmF2.8L II USMです。BULB撮影をするので、三脚も持参。
鉄道での旅でしたので、EOS M6 Mark IIという軽量装備が行動しやすいのですが、星空を撮影するということ、広角レンズで撮影に挑みたいという思いから、フルサイズ+F2.8のレンズを選びました。交換レンズは軽量化のため置いてきました。
一眼レフ(ミラーレス一眼を含む)を持ち始めてかれこれ5年ほどが経ちましたが、カメラの設定は5年前と比べると変わってきました。
撮影モードは絞り、シャッタースピード、ISO感度を自分で設定するマニュアルモードで撮り続けていましたが、色温度(ホワイトバランス)の設定を自分でするようになってきました。というのも、ホワイトバランス自体はいくつかモード選択できるようになっており、例えば晴れた屋外モード、曇りの屋外モード、蛍光灯の明かりモードなど、その場の条件に合わせて簡単に選択できるのです。ですが、撮影回数を重ねていくうちに自分が表現したい色温度というのが出てくると、機械まかせにも限界があるので、PCでの現像時にホワイトバランスをいじることが増えてきました。
そうしたとき、何故撮影時に色温度の設定まで細かく行うようになったのかを考えてみると、EOS Rを使うようになってからだなと気づきました。
一眼レフは、レンズの映像をファインダー内にあるペンタプリズムを屈折させ撮影者の眼へ届けますが、ミラーレス一眼の場合、レンズから入った映像はまずセンサーが受信し、EVFと呼ばれる電子ビューファインダー(有機ELのディスプレイ)へ出力します。電子ビューファインダーに映し出される映像は、その時の絞り、シャッタースピード、ISO感度の設定を反映させたものなので、シャッターを切る前に色温度を確認することができます。しかし一眼レフだと目の前の映像がデジタルを介さず、生の映像がそのまま映し出されるので、当然撮影後の映像はファインダーで確認することができません。
撮影前に色温度を自分で設定するようになったきっかけは、ミラーレス一眼特有の電子ビューファインダーによるものなのかなと思いました。
話がそれました。
実はこの日の朝、小倉に到着したときは雨が降った後で、空は曇っていました。ですが、午後になるにつれて晴れてきて、これは綺麗な星空が撮影でできそうだという期待が持てました。
星空を撮影するにあたって、特にこだわりはありませんでしたが、F値は絞り気味で撮影しました。色温度は夜空の青さを引き出したいので、低めに設定。
星空を撮影していると、福岡から来たという写真が趣味の男性が話しかけてくれました。お話を聞くと、豊後森周辺は湿度が高く、強い風がないと霧が立ち篭ってしまうようです。風が吹いていなければ、雲海が発生した由布院を由布岳南側の県道から撮影する予定とのことでした。
この日は風邪が強くはありませんでしたが吹いており、機関庫上空は星空が見えていました。南側の山は霧がかかっており、見えませんでしたが。
満足いくまで撮影をしたら、本日の宿、由布院まで向かいます。
この日はここまで。
次回へ続く…。