長野から沼津まで自転車で行く【2020.10.03】

長野から沼津まで距離を測ってみると、約250kmだったので「これは1日で走れる!」と思ったので、久しぶりにロードバイクで250kmのロングライドに行ってきました。

250kmとはいえ、日の入から日没までに走りきれそうな距離とコースでは無かったので、日付が変わってから出発するスタイルを取りました。

結果的には沼津へ16:00前には到着できたので、ペース配分の参考に時刻を記載しました。

長野から沼津までのコース

起点は長野駅を設定。沼津までの経路は、

  • 松本経由
  • 野辺山経由
  • 軽井沢、東京、箱根経由

のおおよそ3つを考えました。

過去に300kmを走ったことがあるとはいえ、最後に300km走ってから数年経っていたので、最短経路で行くために、「野辺山経由」にしました。
しかし、涼しくなったとはいえ、連日の天気予報をみると、この時期の野辺山の気温は10℃台でしたので、防寒着は必須。

今回の装備

1日で250km走り切ることを目標にしていたので、バックパックは疲れやすいので使いません。
荷物は自転車につける「サドルバッグ」と「ハンドルバッグ」のみ。その他小物はサイクルジャージの背中ポケットへ。

今回持っていった装備はこちら↓

  • 輪行時の着替え(Tシャツ、7分丈パンツ、下着)
  • 靴(輪行用)
  • アームウォーマー、レッグウォーマー
  • ウィンドブレーカー
  • 反射ベスト
  • グローブ(冬用、夏用)
  • 輪行袋
  • サコッシュ
  • モバイルバッテリー×2
  • 携帯工具
  • 予備のチューブ×2
  • ミラーレス一眼レフ
  • アルコール消毒液
  • 補給食(ウィダーinゼリー×2、カロリーメイト1箱)

国道18号(長野-佐久)

長野駅は0:00に出発。長野駅から佐久までは国道18号をひたすら南下。深夜帯なので、国道18号は交通量が少なく、非常に走りやすいです。
僕が深夜帯にサイクリングするのが嫌いでは無いのは、いつもは交通量が多い幹線道路が走りやすくなるところにあります。
西上田駅周辺までは基本平坦なので、30km/h巡航しながら順調に進行。上田市街地あたりから国道18号は徐々に登り基調となっていきます。

川中島あたりですでに寒かったので、アームウォーマー、レッグウォーマー、ウィンドブレーカーを身につけて走行。

1:32 坂城にある休憩所で休憩

2:40 セブンイレブン東部滋野店

途中小諸手前のセブンイレブンで30分の休憩。ここで眠気対策のRedBullを補給。
同時にGARMINのバッテリーを充電。走りながら充電することもできたのですが、L型のmini USBケーブルを持ってきていなかったので、休憩するタイミングでしか充電できず。

国道141号(佐久-韮崎)

3:35 平原交差点

国道18号と国道141号の分岐点に到着しました。時刻は3:35。
佐久からは国道141号を走ります。標高が高くなってきたのと、深夜帯でもあったので、気温は9℃。ウィンドブレーカー無しでは寒くて走れません。
国道141号も深夜帯なので、佐久平周辺での4車線道路はほぼ貸し切り状態。佐久穂あたりで2車線道路になり、いよいよ登り区間。

野辺山手前の登り坂は、安全性を考え国道141号沿いの旧道と思われる道をとります。(写真左側の道)

集落の中を通る道は通過交通は無く、自転車にとって非常に走りやすい。
自転車だと登り坂はどうしても自動車と速度差が開いてしまうので、自動車が来ない道があると助かります。

川上村が望める場所へ通りかかると、6時過ぎということもあり、朝日が差し込み、空に薄いオレンジ色を作り出していました。
登り坂だけかと思ったら終盤は下り坂だったので、「さっきの登りは何だったんだ」という思いを抱きながら、短区間の登り坂を登り、国道141号へ復帰。

7:20 ローソン野辺山店

八ヶ岳が綺麗に見えました。(次第に雲がかかり、綺麗に見えたのはこの時だけ)

野辺山に突入して最初のコンビニで朝食休憩。休憩時間は約50分。
ここでもGARMINを充電。
日光が差し込んでいたので、寒く無く、ポカポカとした心地よい暖かさでした。
周辺はレタス畑で、丁度通りかかった時間帯は収穫最盛期でしたので、国道には収穫したレタスを集荷場まで運搬するトラクターのようなトラックが駆け回る。「先を急がないと日没後の到着になってしまう」と少し焦りながら出発。

途中、自動車だとなかなか立ち寄らない、JR最高地点の踏切に寄り道。
自転車だと気になった場所へ気軽に立ち寄れるので、好きです。
JR最高地点を通過し、山梨県へ入ると、韮崎まで下り坂です。

県道42号(韮崎-富士川)

9:27 船山橋北詰交差点

国道20号を越え、釜無川を渡り、ひたすら南下。
気温は野辺山とは異なり、20℃まで上昇。寒暖差が激しいです。釜無川を渡った後、ウィンドブレーカー、アームウォーマー、レッグウォーマーを急いで脱ぐ。

10:28 道の駅富士川

足の裏が疲れてきたので、靴を脱いで休憩。休憩時間は30分。
ペダリング効率を求めたビンディンングシューズは、ペダリングは楽ですが、疲労は溜まりやすい印象です。最後まで走り切るための休憩は必須。
この道の駅には、釜無川沿いにあるためか、災害時の避難エリアとして芝生の広場が用意されています。芝生の広場があったので、靴を脱いで座り休憩。
休憩して思ったのは、靴を脱いで座って休憩できる芝生がある広場はしっかり休めるので、ロングライドでは重要だなと感じました。

県道9号、県道10号(富士川-身延)

11:48 県道9号

道の駅から国道52号を通り、中部横断道の下部温泉早川IC近くの県道9号へ突入。
交通量とアップダウン、洞門が多くある国道52号を避けるため、富士川を渡り左岸へ。
富士川左岸側は中部横断道のICと身延線があるため、交通量が少なく自転車で走りやすい道かと言われると、一定の間隔で自動車が来るので、そうでも無い気がしました。

12:04 県道10号

身延駅を境に県道10号へ。ここから静岡県までは小さなアップダウンが続きます。
身延でお昼ご飯を食べようと思いましたが、到着した時間がちょうど12時だったので、近くの蕎麦屋さんは混んでいるように見えました。
混雑を避けたかったので、道端で補給食をとり、来るアップダウンに備えます。(しかし、エネルギー切れになりかけました。)

県道10号、県道396号、国道139号、県道380号(身延-沼津)

13:18 県道398号

静岡県に突入。県境は県道の手前にある国道469号にあります。
県道396号からは、採石場と思われる場所から出入りするダンプカーの交通量が多くなり、常に後方へ気を使いながら走ることになったので、疲れました。(常に後方確認、車が来たら路肩で通過待ちの繰り返し)
個人的な感想は「車社会に来たな」です。
道自体はアップダウンが少なく、自転車では走りやすい道だなと思いました。

13:32 ファミリーマート富士宮芝川店

東海道までは県道10号を通ります。途中、身延線の芝川駅周辺のコンビニでお昼休憩。休憩時間は30分。
自動車交通量は身延周辺と比べると増えた印象です。道は下り基調なので、自動車の速度に合わせやすく、走りやすかたです。
途中、新東名高速道路の下を通過するトンネルがあり、旧道を通る迂回路もあったのですが、登り坂に見えてしまったので、車がこないタイミングを見計らいトンネルを全力ダッシュで通過。

14:32 県道396号

ここからは東海道をひたすら東へ進みます。もともとは国道1号でしたので、沼津市街地まではこの道を進むだけで到着できます。
富士駅周辺に入ると自動車交通量が増えて、渋滞するようになってきました。車線幅員は広く無かったので、自転車では少々走りにくかったです。

15:36 沼津駅到着

国道139号、県道380号通り、15時半過ぎには沼津駅へ到着しました。
長野駅を出発したのが10月3日の0:00なので、250kmの道のりを15時間半で走破したことになります。途中休憩で時間を割いたので、距離の割には時間がかかりました。

まとめ

小海で見た朝焼けが綺麗でした。

今回は天候に恵まれたこともあり、HARDモードでは無かったのが幸いでした。
バックパックは背負わない自転車へのパッキングとこまめな休憩を入れれば、250km程度の距離を走破すること自体は難しく無いです。(250kmの長距離を走ったのは2年ぶりでした。)

加えて、

  • アップダウンの少ないコース設定
  • 自動車交通量が少ない時間帯にどこを通過するか

という計画は重要だと思いました。

冬になると装備が増えるのと、路面凍結があり、長距離を走るのは難しくなると思うので、日中で走りきれる距離を走りたいと思います。

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